レジン3Dプリンターを使っていると、どうしても気になるのが「臭い問題」。
特に室内や賃貸環境だと、換気対策はほぼ必須レベルです。
今回は、ELEGOO製レジン3Dプリンターの排気口に取り付けるダクトアダプターを自作し、屋外排気できる環境を作る試みを行いました。
■ レジン3Dプリンターの臭い対策として「排気ダクト」を検討
調べてみると、レジンプリンターの臭い対策として
- 窓からの換気
- 活性炭フィルター
- 排気ダクトで屋外排気
などがよく使われています。
その中でも一番確実なのが屋外へ直接排気する方法です。
そこで今回は、ELEGOO製プリンターに対応した排気ダクトアダプターを3Dプリントで自作することにしました。
市販のダクトやフィルターを使う方法もあります。
■ DIY初心者でも3D CADなら作れると判断
DIY自体はほぼ初心者ですが、3D CADでの設計には慣れているため、
- 排気口の寸法測定
- 市販ダクトとの接続規格確認
- 取り付け構造の設計
を行い、「まずは実際に取り付けられるものを作る」を目標に設計しました。
■ ELEGOO用 排気ダクトアダプターの試作品が完成
完成した試作品がこちらです。


実際に排気口へ合わせてみると、
- サイズ感:ほぼ問題なし
- フィット感:狙い通り
ここまでは順調でした。
■ まさかの取り付け段階で問題発生
しかし、実際に取り付けようとしたところ問題が発生しました。
- 固定用ボルトの長さが足りない
- 適合するナットが手元にない
結果として、取り付けができない状態に…
設計自体は問題なかったものの、「取り付け部品の事前確認不足」という初歩的なミスでした。

後日”M3-10″ボルト&ナットを購入し無事取付完了です。
DIYでは“作る前の準備”もかなり重要だと実感しました。
■ 3Dプリントして分かった造形上の課題
試作品としては機能的に問題ありませんでしたが、造形面ではいくつか改善点も見つかりました。
● わずかなダレの発生
一部に軽い垂れ(オーバーハングの崩れ)が発生。
機能には影響しないものの、見た目の仕上がりは改善余地ありです。
● サポート跡が残る
下側のエッジ部分にサポート除去跡が残りました。
- サポート配置の最適化が必要
- 造形方向の見直しで改善可能
■ 今回の方針:まずは“使える形”を優先
今回は精度よりも
👉「とりあえず実際に使えるかどうか」
を優先して設計・造形しました。
そのため、この試作品をベースに実運用しながら改良していく予定です。
■ 次回予告
今回作成したのは「プリンター側のダクトアダプター」です。
次は、エアコン配管穴への排気ダクト接続パーツの設計と屋外排気の構築を行っていきます。
さらに実際に使用しながら、
- ダクト接続方法の最適化
- 賃貸環境での設置方法
- レジン臭の低減効果
なども検証していく予定です。
■ 使用した3Dプリンター環境
- ELEGOO Mars Ultra 5(光造形3Dプリンター)
- CituBox(スライスソフト)
- 市販レジン使用
■ 初心者が感じた3Dプリントの難しさ
① 設定が最重要
露光時間などで仕上がりが大きく変わる
② サポート設計が仕上がりを左右する
見た目にも直結する重要要素
③ 臭い対策は想像以上に重要
レジン臭は想定以上で対策必須
■ 初心者向け注意点
- 小さいモデルから試す
- 設定は必ず調べる
- 換気環境を先に作る
3Dプリント初心者はまずテストモデルから始めるのがおすすめです。
■ まとめ
レジン3Dプリンターは
👉「簡単そうに見えて、実は奥が深い」
というのが正直な感想です。
ただ、自分で設計したものが形になり、環境改善にもつながるのはかなり面白い分野です。
これから始める場合は、プリンター本体だけでなく、排気対策や消耗品も揃えておくとスムーズです。
今回使用した印刷機:Elegoo Mars 5 Ultra
その他の機材:洗浄&硬化機
あると便利な保護具
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